Webマーケティング指標 基礎の基礎

Webマーケティング指標の基礎の基礎(メモ)

自分用で作成したメモみたいなものなのでご参考までに。

目次

Webマーケティング指標とは

Webマーケティング指標とは、Webマーケティングにおける重要なKPIのこと。

KPI(Key Performance Indicators)とは、目標の達成度を評価するための指標。組織や個人の業務が目標に向かって順調に進んでいるか評価するための指標。

Webサイトで言えば、アクセス数、流入経路、サイト内での行動、成果などをデータとして収集しKPIとして表したものが、Webマーケティング指標と言えます。

Webマーケティングの効果としては以下のようなものが挙げられる。

  • データによる可視化
    アクセス数、流入経路、サイト内での行動、成果などを測定し、数値やグラフで可視化できる
  • Webサイト運用時のPDCAを短縮化
    PDCAのCをほぼ自動で行ってくれるので、その調整や次のアクションへ繋げることが早くできる

Webマーケティングの代表的な指標

Webマーケティングの代表的な指標には以下のものがある。詳しくは次で解説。

  1. アクセス数
    セッション、PV、UU、流入数
  2. サイト内の行動
    ページ/セッション、平均滞在時間、直帰率、再訪問率
  3. 広告の効果
    CTR、CT、IMP、CPA
  4. 成果を測る
    CV、CVR

1.アクセス数を測る指標

指標内容
セッション延べ訪問回数
PV(ページビュー数)ページ表示回数
UU(ユニークユーザー数)サイトに訪問した固有のユーザー数
流入数特定の流入経路からサイトにやってきたユーザー数

①セッションは、延べ訪問回数ですが、1回の訪問で1ページ見ても10ページ見てもセッション数は1となる。

②PVは、ページ表示回数ですが、1回のセッションで5ページが表示されたらPVは5となる。

③UUは、サイトに訪問した固有のユーザー数ですが、その期間内に同一ユーザーが10回訪問しても、UUは1となる。ただし、同一ユーザーでもデバイスがアクセスした異なれば、UUも別でカウントされます。PC・スマホ・タブレットでそれぞれアクセスすると、クッキーが異なるためUUは3になる。

④流入数は、どの経路からどれくらいのユーザーが流入しているかわかります。主な流入経路にはWeb検索・SNS・広告などがある。流入経路のボリュームがわかれば、運営しているWebサイトが認知されている場所はどこなのか、認知拡大のためにどこからの流入を増やせばよいのか把握・判断しやすくなります。

2.サイト内の行動を測る指標

指標内容
ページ/セッション回遊の程度
※1回の訪問で平均何ページみているか
平均滞在時間セッションごと、ページごとに測定
直帰率1ページ目で離脱した割合
再訪問率再訪問したユーザー数の比率

①ページ/セッションは、基本的には多い方が良い。

②平均滞在時間は、最後に見たページの滞在時間は含まれないことに注意する。

③直帰率で、Web施策を変更した前後での変化をチェックできる。

④再訪問率は、新規訪問者とは区別して表される。再訪問率が高ければ見込み客やリピートユーザーの関心を惹きつけることができていると推測できる。再訪問者を取りこぼさないよう工夫を考えることが重要。

3.広告の効果を測る指標

指標内容
CTR(クリック率)表示された広告が実際にクリックされた割合
CTR=CT/IMP
CT(クリック数)広告がクリックされた回数
IMP(インプレッション数)広告の表示回数
CPA(Cost Per Acquisition)1人の顧客を獲得するために要した費用

④CPAは、通常は間接費は含めず、広告にかかった直接費で測定。

4.成果を測る指標

指標内容
CV(コンバージョン)Webサイトへのアクセスのうち、成果につながったアクションの数
CVR(コンバージョン率)Webサイトへのアクセスのうち、成果につながったアクションの割合

ここでいう成果・・・ECサイトの場合、サイト訪問者→アプリダウンロード→会員登録→購入というアクションのことを指す。

②CVRは、CV/セッション、CV/IMPで求める。CVRが高ければWeb施策が成果につながっていると言える。

ECサイトの売り上げは、アクセス数(セッション・PV・UU)×CVR×APRU(ユーザー当たり利益)で表すことができ、売り上げUPのためにはこれら指標を上げていく必要がある。

まとめ

Webマーケティング指標を使うことで、ユーザー行動をデータで把握、運営しているWebサイトの強み・弱みを見極め改善を図る。

実施している施策が、Webサイトで目指している目標・成果と整合性があるか確認をする。

Webマーケティング指標を使って効果を測定し、問題発見・意思決定・改善に活用する。

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